23
思い立って予約した
脳ドック。頸動脈のエコーと頭部MRI。全く以上なかった。次は3年後くらいでいいんじゃないかということで、ひと安心。あとは腸内視鏡検査をどこかで受けたいが...(面倒くさい)
22
渋谷陽一の訃報。74歳。サウンドストリートで育った世代としては、やっぱり書いておかねば。ご冥福をお祈りします。
21
「レモネードに彗星」灰谷魚
円城搭賞受賞作(
カクヨムWeb小説短編賞2023)を収録(表題作)と言われれば読まないわけにはいかない。7編を収録。身体と心のナイーブな在り様を奇譚的な設定や、ミステリー仕立てのストーリーで書いたもので、じわじわだったりぐさぐさと記憶や心の中に言葉が入ってくる。どれも甲乙つけられないけど、「かいぶつ が あらわれた」、「スカートの揺れ方」は短くも独特の浮遊感が好みで、何度も読み返したくなる。表題作は世界設定の説明がほとんどない中で、時間と記憶と夢と世界の話。テッド・チャンを思わせるオールタイムベスト級の傑作。
20
「遊戯と臨界」赤野工作
主にカクヨム、それから「紙魚の手帖」に掲載された短編を集めたもの。「お前のこったからどうせそんなこったろうと思ったよ」は既読だなーと思ったら
「NOVA2019春号」掲載だったのね。赤野工作は
「ザ・ビデオ・ゲーム・ウィズ・ノーネーム」が傑作過ぎだったので待望していた短編集。11編収録で、基本愛すべきクソゲープレイや極限ルールでのマニアプレイの一人称実況。自分の趣味でいえば、銀河航路で暇つぶしにゲーム買った船員とショップとの苦情対応やり取りがデカい話になってしまう「それはそれ、これはこれ」、中東発らしき近未来のインディーゲームの謎を一度ネット炎上で引退してたゲームレビュアーが再度評価に挑む「これを呪いと呼ぶのなら」の凄みに脱帽。アジアの何処かっぽい架空の小国の政争と日本のゲーム実況配信者女子が繋がる法廷モノ「本音と、建前と、後はご自由に」もさり気に怖い話で見事。軽妙なオタク語りで根深い話を諧謔的に読ませてしまう、センス凄い。自分の中では対極に藤井太洋が居る。 最後の"曰く"は力入ってる割には自分にはよくわからんかったなあ。ゲーム好きってわけではないからかなー。
19
新しい本棚への雑誌・画集写真集などの移動を終わらせ、空いたスペースに積んでた本の再配置など。午後の便で東京に戻る。仕事もフェーズが変わるので人間関係も整理が必要だなー...とかあらためて思った福岡隠遁1週間。
18
月曜日までに届くよう依頼していた移動式本棚が届いたのは今日17時過ぎ。福岡の人の退院祝いで
今泉のビストロを18時予約。大雨であちこち渋滞の中、タクシー移動はバタバタだったけど、本人自宅前でピックアップも15分遅れ程度間に合った。食べたいと言ってたグラタンは無事注文でき(美味い)、もっと肉食いたそうな顔してたけど、夜は自宅に別の来客予定なので20時半にはお開き。次の来客には約束のブツを渡し日が変わる直前に見送って、いよいよ本棚を組み立てる深夜。リビングの壁面本棚が埋まってしまったので、雑誌類用に
ロータイプ移動式(2段)を注文した。部屋への納まり具合はなかなか良い。
17
先月はいまいち味がキマらなかったネパールレシピのキーマカレーに再チャレンジ。トマト缶全部入れちゃうのがいかんのだな。トマトの風味が強いので味がぼやけてる気がする。次月はトマト量抑えてもう一回作ってみよう。
16
「社会的インパクトとは何か」マーク・J・エプスタイン&クリスティ・ユーザス(鵜尾雅隆・鴨崎貴泰
監修/松本裕 訳)
2015年に訳刊なので、もう10年前に出た本だけど、今回会社経営しなきゃいけなくなったので福岡の本棚から引っ張り出して再読。当時はソーシャルビジネスに興味がある時期だったのよね。パーパス経営という言葉こそ当時はないものの、社会的インパクトと投資という整理で事業経営や企業内システムを再構築するのは、今この時代だからこそという気がする。ちょうど全社あげてのパーパス・ミッション・ビジョンの策定を始めるところなので、プロージェクトのキーマンには本書を薦めよう。
中期計画説明会の事後アンケートを読んでて、ギャップの大きさに心折れそうになりながら、「変える」ためのキーワードに「社会的インパクト」が使えそうだなーとか、じゃあどこから始めるかーとか、苦悩するジジイにはやっぱり癒やしが必要。こういう時には、レアキャラ召喚が効果的。ありがたやー
15
二日市在住の親友Y夫妻と
藤崎駅近くの火鍋屋でランチ。親友Sの奥様も入って四人で四川中華を堪能(火鍋は頼まずw)。会う目的だった士郎正宗展土産(手拭い)と文藝別冊いしいひさいち増補版は無事に渡せて、次回うちで夕食会するときはここからUberしようとかいう話を。 夕方は、先日のリベンジで
スリランカレシピの今回は南瓜カレー。トマトの代わりに人参入れたので、柔らかくしようと煮込みすぎたか、南瓜はぐずぐずになり、むしろ見た目はカレーぽくw 塩は使わず出汁粉使ったおかげか、まあ悪くない感じに。
仕事は煮詰まるわ、突風で奥の部屋の網戸が飛んでしまって壊れてしまうわ、気分的には上がらない一日だったけど、友人たちと調理気晴らしでなんとか持ち堪えた。
14
昨日ベランダの偽樹につけた風鈴が涼しい音を鳴らす。日中は晴れて暑い一日だった。夕方の会議が思ったより早く終わった(20時覚悟だったのに19時を四半分過ぎて終了)ので、版の食事作る前に来客と歓談。奇しくも人助けになったようでw イタリアからのお土産の瓶詰めジェノベーゼソースでパスタ。一人暮らしのパスタ調理は、片付けの手間が食事の量に見合わないよなー。
13
スリランカレシピで茄子のカレーを作ってみた。ココナツミルクと水の量が多かったのか、玉葱はやっぱりちゃんと色着くまで炒めるべきだったか(レシピだと炒めるわけではないんだが)、やっぱり味が今ひとつキマらない。高血圧対策で塩抜きにしてるのが一番の原因?
12

夕方の飛行機で福岡。着いたら雨。玄関前に溜まってる宅配荷物を回収。ここのところずっと読んでた本をようやく読了。
「蚊が歴史をつくった
- 世界史で暗躍する人類最大の敵」ティモシー・ワインガード(大津翔子 訳)。原題は「The Mosquito」、2019年刊。
この間の神保町ブックフリマで入手。アメフト選手の血液疾患の話でつかみ、恐竜時代に始まる蚊媒介感染症と宿主の闘いを、古代史から欧州中世、新大陸発見、米国建国から内戦、世界大戦を経て現代まで...。マラリアと人類史を時系列で解説したもので、ところどころ軽口も挟む語り口が面白く、550頁は大冊ながら、楽しく読めた。それこそ
ジャレド・ダイアモンド「銃・病原菌・鉄」への言及もあちこちに出てくるんだけど、マラリアと人類に焦点を当てて語ることで、奇しくも戦争に明け暮れる人類の話にもなってるところも興味深い。WW2から20年ちょい経って日本に生まれた自分には、マラリアが世界中広範にこれだけ大きな影響力を持つ感染症だったことは理解及んでなくて(それこそジントニックの起源も知らんかったし)、この歳になって世界史観が劇的に更新される感覚は心地よい。ずっと輸血関連の仕事をやってきてたんで、鎌型赤血球とかサラセミアって馴染深かったのに、こんな大きな話だったとは...。ゲイツ財団の投資なんかはグローバルサウスの医療資源の話くらいに考えてたら、人類と蚊媒介感染症の苦闘って、つい最近までの恐怖でかつ現在進行中なんだよなー。いやー、いい本見つけたわー。
11
朝イチで日比谷の歯医者、神保町に戻って出社、ミーティング、今月初めに入社した
転職先から引き抜いたU君とランチ後帰宅して、カイロプラクティックと皮膚科、クリーニング回収。めちゃ効率的だったなあ今日。なんかいろいろ情緒は安定していないんだけど、悩んでるより無駄なく動けってことなのかねw
05
電動豆挽きが壊れてしまった(刃回転はするんだけど挽けない)ので
新調した。寿命4年でした。久しぶりにちゃんと抽出できた珈琲は美味しい。USB充電なのも好い。
01
「プロジェクトヘイルメアリー」映画の予告編が解禁になり、界隈がざわついてる。地球パートのメインイベントが次々出てきて、そこはウィアー版「三体」っていう意味では醍醐味のひとつなんだけどなー...ってことは、少しずつ主人公が記憶を取り戻してくところは端折ってエイリアンとの共同作業が話のメインってことなんかな。
自分としては、その部分がハマんなかったんだけどなー。 ライアン・ゴスリングの見た目はオタクっぽさはないけど、緩い喋り方はいい感じ。ネタバレ(予告見る)前に読んだほうがいい!って声が多いけど、映画化の思い切りはアリだよなあ...と思います。予告見ただけで泣きそうw
